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ナイアガラ・クルーズも感染対策中

日本と同様にカナダでも、経済回復のためには観光旅行の回復も重要です。
カナダで人気の観光先である ナイアガラの滝。 その人気No1.アトラクション「ホーンブロワー・ナイアガラ・クルーズ」について、面白い記事がありましたので、ご紹介してみます。
日本との違い、そしてカナダの隣国・アメリカとの対応の違いを考えさせられます。

カナダCBCのニュースサイトで取り上げられたこの写真。


https://www.cbc.ca

青いポンチョの船は、アメリカ側から運航される「霧の乙女号」
赤いポンチョの船は、カナダ側で運航される「ホーンブロワー・ナイアガラ・クルーズ」

アメリカ・ニューヨーク州の対策基準である「定員の50%」を、しっかり守って運航しているにも関わらず、かなり「密」状態と感じられます。
定員600人の船ですので、300人近くが乗船している可能性があります。
それに対して、カナダの対策は厳しく、乗員はたった6人。
この時点では10人の乗船が可能でしたが、スタッフ4人が乗船しているため、乗客は6人だったのだそうです。
アメリカでは感染者が増え続けているが、カナダでは厳しい対策をとっているからね…という、アメリカを揶揄しているとも言える記事になっています。

ナイアガラのあるオンタリオ州は、カナダの中でも感染者数の多かった州。
その中でも、大都市トロントと、その隣接する地域は、人の移動が多いこともあり、なかなか感染者が減りませんでした。 そのためナイアガラ地区も、経済再開計画の進度は、他の地域よりも遅れ、6月19日に第2段階目に進んだものの、第3段階目には進めず留まっていました。

いよいよ今日、7月24日より、ナイアガラも第3段階に入りますので、屋外でのレジャー施設は、100人までの参加が許可されるようになります。
したがって、ナイアガラ・クルーズも100人まで乗船ができるとうことです。
それでも、700名定員の船ですので、15%にも満たない人数です。

以前は、カナダ側も、アメリカ側も「霧の乙女号」が運航されていましたが、2013年から、カナダ側は、ホーンブロワー社が運航するようになりました。

クルーズ乗船時は、検温と体調の確認、マスクの着用、手指の消毒、ソーシャルディスタンスを保つなどの基本的な予防対策が徹底されています。

通常のクルーズは、料金:大人1名 $30.05+TAX=$34.47
乗船時刻を定めた予約制で、チケットはオンラインでの事前購入が必要。時間に遅れた場合は、予約もチケットも無効となります。

その他、今だけの新しい取り組みでは、「VIPクルーズ」というのが、ちょっと気になっています。
セミプライベートで、1クルーズに乗船できるのは 12〜16名まで! 
(700人乗りの船にですよ!)
実施されるのは 月〜木曜の 10:15-12:15 の時間限定
料金は1名 $69.95+TAX=$79.05(子供も同額)と、通常クルーズよりも高めの設定ですが、優先搭乗で、通常クルーズの人たちとは別。クルーズ後に、サンドイッチなどの軽食とドリンク付き となると、さほど高いわけでもありません。 

私たちが渡航できるようになった際には、こんなお得なVIP待遇もなくなるのでしょうけれどね。
是非とも体験したいなぁ と思うわけです。