ニュージーランドでの移動手段は、手軽さを優先してバスや車を利用しがちですが、だからこそ鉄道の旅をお勧めしたい! まっすぐに続く鉄路の先に、どんな景色広がるのかを、見てみたいと思いませんか? ニュージーランドならではの景色がお楽しみいただける列車をご紹介します。
日帰り観光で楽しめる列車
トランツ・アルパイン
サザンアルプスを横断するニュージーランドが誇る世界でも有数の観光鉄道と言えば、このトランツ・アルパイン号です。屋外展望エリア付きの車両から、新鮮な山の空気と山岳風景を満喫することができます。南島のクライストチャーチとグレイマウスを結んでいるため、アルプスを挟んで、なだらかに続く丘陵地帯と、豊かな水量にはぐくまれた降雨林という対照的な風景が楽しめます。
タイエリ峡谷鉄道
南島のダニーデンを拠点としたタイエリ峡谷鉄道は、険しい谷の奥へ進む峡谷鉄道と、美しい海岸線を走るシーサイダーの2つのルートを運行しています。いずれも日本製のDL(ディーゼル機関車)が牽引するレトロな趣のある列車で、廃線を利用したルートには見どころがたくさん! ニュージーランドの歴史を今に伝える鉄道の旅といえるでしょう。
移動手段に最適な列車
コースタル・パシフィック
22ヵ所のトンネルと175本の橋を越えて、南島のピクトンとクライストチャーチ間を縦断する観光鉄道です。ホエールウォッチングで有名なカイコウラ付近では、左右同時にカイコウラ山脈と太平洋を眺められるので、窓ガラスのない展望車へ移動してシャッターチャンスを狙ってみるのも良いでしょう。
ノーザン・エクスプローラー
北島のウェリントンとオークランドを結ぶ観光列車です。大きなガラス窓や3方向が見渡せる展望車が付き、雄大なパノラマをお楽しみいただけます。約12時間の旅のハイライトは、火山地帯にある世界遺産トンガリロ国立公園です。
保存鉄道を楽しもう!
ドライビング・クリーク鉄道
可愛らしいトロッコで、トンネルや陸橋等が設けられたカウリの森の中を走ります。コロマンデル半島の豊かな自然を満喫して下さい。
ギズボーン・シティ・ビンテージ鉄道
世界で一番最初に日の出が見られるギズボーンの街から出発するSL(蒸気機関車)です。滑走路を交差して走る世界でも珍しい列車です。
ウェカ・パス鉄道
1978年に使命を終えて廃止となったNZ国鉄の路線を復活させた保存鉄道です。この列車は走っている姿を写真におさめてもらおうと、撮影タイムには列車が逆走して戻ってきてくれるサービスもあり、国内外からの観光客でいつもいっぱいです。
トラム・レストランカー
観光用に復活されたトラムは、昼間の観光にもお勧めですが、レストランカーで景色を眺めながらのディナーは特別な夜ぴったりです。